ニュースリリース

MIFF2024 レポート


今回で30周年を迎えたMIFF2024が開幕

マレーシア国際家具見本市 " MIFF2024 (Malaysia International Furniture Fair) " が2024年3月1日から4日にかけて開催されました。東南アジア最大の家具見本市となる同展示会に、AFFは小売や商社を中心とした仕入を目的とする視察訪問と家具関連メーカーを中心とした海外輸出を目的とするブース出展で参加しました。

MIFF2024の視察訪問団の参加者は32社63名となり、前回の1.5倍以上の規模となりました。MIFF2024には、MITEC(Malaysia International Trade and Exhibition Centre)とWTCKL(World Trade Centre Kuala Lumpur)の2会場17ホールに700もの企業が出展。視察参加者らは個別に出展各社のブースを訪問し、仕入や情報収集に専念しました。




700もの出展者が集まったMIFFの会場。MIFFに展示された家具インテリア製品はデザイン性や機能性も確保しつつ、比較的に落ち着いた価格帯で人気の商品が多い。

MIFF2024では、主催者によるイベントも多数実施されました。初日の3月1日には、14時30分よりイベントの開催を祝う"Opening Ceremony"、夜には各国のVIPを招いた"Welcome Reception"が開催されました。翌日の3月2日の夜には、海外のVIPバイヤーを招いた"Buyers' Night"も華々しく催されました。日本の訪問団も各イベントに参加しました。

会期3日目の3月3日の夜には、AFFが主催する"さよならディナー"を開催しました。このディナーは視察訪問団への無料宿泊や無料送迎などのおもてなしへのお礼として、また海外の家具業界との交流を目的として毎年開催しています。今年もMIFFの主催者や台湾区家具工業同業公会の理事長や事務局、マレーシアの協力企業などを招いて、50人以上が参加しました。


様々なショーやダンスが披露された "Buyers' Night”

"Buyers' Night" にて安来節のどじょうすくいを披露する日本訪問団の有志たち

50名以上が参加した”さよならディナー”

MIFF2024へのブース出展では、AFFが取りまとめ役となり、日本パビリオンとして10社が出展しました。出展企業はAKASE、AFF、奥平、カヴァースジャパン、向陽技研、すえ木工、チヨダコーポレーション、パナソニックハウジングソリューションズ、フランスベッド、堀田木工所(法人格省略)の10社。出展企業は前回の6社から10社に増え、展示アイテムもベッドやソファ、ダイニングセット、学習デスク、壁面収納、チェスト、移動式バスタブなど幅広いアイテムがそろいました。
MIFF2024に来場していた海外バイヤーは前回に比べると少し減少したような印象がありましたが、日本パビリオンには多くのバイヤーが訪れ、興味を示してくれました。とくに、移動式バスタブや学習デスクはほかにあまり類似の展示商材がないこともあり、多くの注目を集めました。出展各社それぞれが商談を行い、コンテナでの見積依頼なども複数ありました。
また、会期初日にはマレーシア政府でプランテーション産業・商品大臣を務めるセリ・ジョハリ(Yang Berhormat Datuk Seri Johari Bin Abdul Ghani)氏が日本パビリオンを訪れ、PALM LOOPボードを使用した堀田木工所の学習デスクなどを視察しました。大臣はこの事業はぜひ進めていくべきとのお話もいただきました。


日本の展示製品を集めた日本パビリオン

マレーシア政府のプランテーション産業・商品大臣の
セリ・ジョハリ氏(中央右)が日本パビリオンを視察

ブース出展した向陽技研には多くの得意先が来場した

AFFでは今回、MIFF2024に来場者と出展者の両方の立場で参加しましたが、いずれも大いに収穫のある内容となりました。

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