メイン会場となるMITECは11ホールを使用。
マレーシア法人や日本・台湾・中国など企業がブースを構えていました。

東南アジア最大規模を誇る国際家具見本市”MIFF (Malaysia International Furniture Fair) 2025”が2025年3月1日（土）～4日（火）の４日間、マレーシア・クアラルンプールにて開催されました。会場はMITEC (Malaysia International Trade & Exhibition Centre) とWTCKL (World Trade Centre Kuala Lumpur) の２会場17ホールを使用し、展示面積は10万平米を超える規模に、12か国742社が出展しました。

アジア家具フォーラムでは、MIFF2025への視察訪問団を結成。視察参加者は61名でした。また、昨年同様に会員メーカー７社がMIFF2025に出展。日本パビリオンとして日本製家具のプロモーションに励みました。

MIFF公式ホテルのセリ・パシフィック・ホテルに
隣接するWTCKLでは６ホールが使用されました。

視察訪問団には全国チェーンの家具小売店やEC販売事業者をはじめ、様々な家具小売・卸売企業が参加していました。各社日中は精力的に展示会場を見て回り、出展企業のブースでの商談などに努めていました。また、視察訪問団とは別に明治大学経営学部の原田ゼミの生徒たちもマレーシア視察の一環としてMIFF展示会場を訪れました。

日本パビリオンで展示品について説明を受ける
明治大学経営学部原田ゼミの生徒たち

MIFFは東南アジア最大規模の展示会として長年親しまれていますが、他の国際家具見本市では類を見ないほどの来場者への手厚いホスピタリティでも知られています。 会期初日の午前中には、政府の副大臣（プランテーション産業＆商品省）や各国VIP、メディアが参加する "Opening Ceremony" が開催され、その夜には各国の団体や有力者を招いたアットホームな "Welcome Reception" で盛り上がりました。そして、会期２日目の夜には毎年盛大に盛り上がる "Buyers' Night" が開催されました。バイヤーズナイトでは、常にステージ上で歌やダンスなどのショーが繰り広げられ、招待されたVIPバイヤーにはフルコースの食事が振舞われます。招待された日本視察訪問団も盛大なショーを楽しみ、ダンスやパフォーマンスで会場を盛り上げました。

マレーシアの政府高官も出席する "Opening Ceremony"

アットホームなおもてなしで交流を深める "Welcome Reception"

大会場で圧巻のショーや食事が楽しめる"Buyers' Night" は
他の展示会では見られないほどに華やか。

MITECの日本パブリオン出展ブースには、会員企業の向陽技研、すえ木工、チヨダコーポレーション、東洋ファニチャーリサーチ、パナソニックハウジングソリューションズ、フランスベッド、堀田木工所の７社が出展。日本の家具製品並びに家具用素材を海外に向けて広くPRしました。出展企業の中には、会場での商談を経てコンテナ発注の確約を得るなどの成果を得た企業もありました。

AFF会員７社が出展した日本パブリオンブース

パナソニックはマレーシア現地法人の "Panasonic Procurement Malaysia SDN BHD" もMITECに出展。環境配慮型木質ボードを使用したマレーシア家具などもブースで展示されていました。また今回ニトリもベトナム国籍で "NITORI FURNITURE VIETNUM EPE"として出展。ベッドやソファなどリビングダイニングなどのトータル家具を展示し、OEM製造供給などの拡大を図っていました。

マレーシアのアブラヤシを活用したPALM LOOPは
マレーシア国内での展開も進んでいる。

MITEC１階に出展した "NITORI FURNITURE VIETNUM EPE" のブース

主催者をはじめ多くの人々に歓迎された日本視察訪問団と日本パビリオンの出展者は、会期３日目に主催者やマレーシア・台湾などの有力者を招いた食事会 "さよならディナー" を開催しました。日本へのおもてなしの返礼として開催し、スピーチや歓談、プレゼント交換などを行い、国際的な交流をさらに深めることができました。

ホテルのラウンジで開催した "さよならディナー" は
国際交流を深める絶好の機会に。

今回も様々な交流や成果を得ることができたMIFFですが、2026年は3月4日（水）～7日（土）に開催を予定しています。アジア家具フォーラムでは、2026年も視察や出展などでMIFF2026に参加する予定です。