フォーラム・人材交流
「アジア家具フォーラム in 大阪」を開催しました
マナベインテリアハーツ川西店の店舗前で記念撮影
2月10日、一般社団法人アジア家具フォーラムは”新春勉強会”と題して「アジア家具フォーラム in 大阪」を開催した。参加した会員は29名。東京や九州からも多くの参加者が集まり、兵庫県川西市にある株式会社マナベインテリアハーツ川西店の店舗視察及びミーティング、大阪府堺市にある向陽技研株式会社本社での工場見学並びにものづくり勉強会を開催した。また、勉強会の後には会員相互の親睦を深める懇親会も催した。
株式会社マナベインテリアハーツ 川西店 店舗視察&ミーティング
勉強会は、マナベインテリアハーツ川西店の店舗視察から始まった。関西地方を中心に西日本に店舗展開する同社が新たな旗艦店としてオープンした店舗は見応え十分。店舗視察を終えた参加者からは「もっと時間が欲しい」「一日中見ていてもいいぐらい」「店舗内の照明の使い方が上手い」等の声が多くあった。
マナベインテリアハーツ川西店の店舗視察を行う参加者たち
29名が参加したミーティングの模様
体験談をまじえながら事業展開について話す真鍋社長
昼食をはさんだ後に、マナベインテリアハーツの真鍋守利社長を囲んでのミーティングを開催。真鍋社長からはこれまでの事業について当時の体験をまじえた説明があり、また現在の家具業界の状況や今後の家具業界に起こる変化の予測についてディスカッション及び質疑応答が行われた。議題の中心は、家具小売店における物流コストや人材育成方針、売上比率や粗利率、店舗作りのノウハウなどの多岐にわたった。それぞれの議題について参加者から多くの意見が寄せられ、実務面においても非常に有益な勉強会となった。また、最後には、当会の活動趣旨に掲げている次世代のリーダー育成に則して、真鍋社長のご子息となる真鍋光氏と真鍋充氏から勉強会の感想と参加者への挨拶が述べられた。
質疑応答では参加者からの具体的な質問も多く出た
参加者に挨拶する真鍋光氏(前列左)と充氏(前列右)
向陽技研株式会社 本社 工場見学&「素材・金具から商品づくりを考える」
続いて、会場を向陽技研株式会社の本社に移して、同社の製造工場の見学会と山下雅伸社長による講演「素材・金具から商品作りを考える」が催された。向陽技研はソファや座椅子に用いられる家具用金具等を製造しており、国内トップシェアを誇るばかりでなく、アジアやヨーロッパにまで多くの製品を輸出している。
向陽技研本社にて開催されたものづくり勉強会の模様
「素材・金具から商品づくりを考える」のテーマで講演する山下社長
工場見学では、同社が製造する金具の機能や種類などのレクチャーを受け、製造工程をすべて見学。企業秘密の部分も多い金型製造の作業風景も見ることができた。また、耐久性強度試験や三次元画像による超精密検査など徹底された品質管理の現場も視察した。参加者からは「本当にいいものづくりをされている」「ここまで見せてもらえるとは思わなかった」「実際に使ってみたい」などの声が多く寄せられた。
工場では金具が出来上がるまでの工程をすべて見ることができた
製品の細部を食い入るように見つめる参加者たち
工場見学後の山下社長の講演では、同社の概要や製造方針、海外展開の取り組み等について語られ、多くの資料も配布された。質疑応答の時間には、製品のカスタマイズ性や7年ほどで大幅に売上を伸ばした欧州市場の開拓策などに話題が集中した。とくに海外輸出については、山下社長自らの熱い思いも吐露され、大いに刺激を受ける内容であった。
その後は、堺市内の料理店にて懇親会が開催され、勉強会時の真剣な雰囲気とは変わって、終始笑顔の絶えない和やかな雰囲気の中で新春勉強会は終了した。
アジア家具フォーラムでは、今後も会員の方々向けの勉強会を随時開催していく予定です。会員の皆様におかれましては、お時間の許されます限り是非ご参加くださいますようお願い申し上げます。また会員外の方でも、当会の勉強会にご興味のある方はご一報いただければ幸いです。
その後は、堺市内の料理店にて懇親会が開催され、勉強会時の真剣な雰囲気とは変わって、終始笑顔の絶えない和やかな雰囲気の中で新春勉強会は終了した。
アジア家具フォーラムでは、今後も会員の方々向けの勉強会を随時開催していく予定です。会員の皆様におかれましては、お時間の許されます限り是非ご参加くださいますようお願い申し上げます。また会員外の方でも、当会の勉強会にご興味のある方はご一報いただければ幸いです。